案件廃止
5月から投入したテスト案件を廃止することにした。
もともとは今まで取引がなかったASPからの紹介案件で、「この記事に是非!」と勧められたので、あまり気乗りはしなかったが利用することにした。
気乗りがしなかった理由はいくつかある。
一つは、その紹介された案件が発生するまでの道のりが遠い、と感じたため。
もう一つは、単純に単価が低かったためだ。
単価が低い案件の取り扱いにはそろそろ疲れた。そのままズバリ大した収益にならないのだから、それも仕方がない。
同じ労力を使うのなら、単価の安い案件を取り扱うよりも、単価の高い案件を攻めた方がはるかに効率がいい。
そして、同時に感じた発生までの困難さについてだが、つまり悩みを持った人が仮にやってきて該当記事にてその案件の広告を発見したとする。
そしてクリックする。ここまではいい。おそらくそれほど難しくないと判断した。
何故なら記事にマッチした広告ではあるからだ。
しかし、そこから成約するまでが、この案件は長い。
理解しにくい案件なのだ。
人は難しいことやややこしいことや複雑なことを好まない。悩みを抱えてきていても、わざわざそんな小難しい手続きを踏もうとは思わない。この案件について調べに来るユーザーの悩みは、そこまで悩みは深くない。どんなに努力してでも手に入れたい、というほどのものではない。
経験的にそうしたことを理解したわけなのだが、実は同じようなケースで月最大700万円程度の発生を達成することになる当たりくじを引いたことがあるため、案外大化けする可能性もあるかな、という淡い期待を持ってしまったわけだ。
そうしてその案件を採用し、広告を置いた。結果、二ヶ月置いて発生0だ。
参考情報として、該当記事はかなりのPVを集める優良記事であり、CTRはそれほどでもなかったものの、クリック数自体はそれなりの数を稼いだ。
ただ、成約しなかった。これは予想通りの展開だったといえる。
つまりこの案件は、別に詳細な解説がいるわけだ。
ランディングページ(LP)だけでは成約へとつなげることができない案件なわけだ。
LPが弱ければ、そこを重点的に補完していくのが我々の仕事なわけだが、そこまでの情熱は持てなかった。
だから外す。
そういう案件が該当記事で成約できるのかをテストできたことについて、肯定的には考えている。
何事にも無駄はない。
とはいえせめてアドセンス広告でもおいておけば多少なりとも収益化できていたのだから、非常にばかばかしかったとも言える。